「忘れない」を、繰り返すだけで終わらせない。
「大規模災害」という事象で繋がった多地域の高校生が、次のXデーに向けて作っておかないといけない他地域社会を目指し、地域とは・命とは・つながりとは、について話し合う。それが BOUSAIゼミな~る のミッションです。
被災地と未災地。この社会は、体験を語り継ぐことと、忘れていくことを、同時に繰り返してきました。BOUSAIゼミな~るは、その間に立つ高校生たちが、互いの現場から学び合うための対話の場です。
高校生等を中心とした多地域連携を通じて「被災地」の教訓を「未災地」に繋げ、災害からの復興を考える活動を通じて、大人(保護者)も含め災害レジリエンスの社会的構築を目指しています。
目指すのは、経験の有無を超えて「自分事化」していくプロセスそのものを、高校生自身の言葉で可視化すること。この取組は日本災害復興学会でも研究発表されています。
大切にしてきたこと
高校生等による自主性を重んじること/多地域の高校生の交流を実践すること/防災に関する学びを深めること/大人は高校生等の学びの支援に徹すること。
被災地 × 未災地
多地域間の対話と現場知の集積。
想像する力を育てる
「経験しなくても想像できる」力を育てる。
自分事化
傍観者から当事者へ。
防災訓練=人材育成
イノベーション人材育成(ブリコラージュ能力の涵養)。
日頃の活動
定期的なオンライン定例会を軸に、4つの柱で活動を積み重ねています。
多地域連携
愛媛・福島・岡山・兵庫・青森など、全国の高校生をオンラインで繋ぐ。
対話と学び合い
被災体験・防災研究を、高校生自身の言葉で報告・議論する定例会。
現場知の集積
体験から得た「現場知」を、多地域間で蓄積・継承する仕組み。
社会への発信
学会発表やイベント出展を通じて、活動の成果を地域の外へひらく。
2018年(平成30年)、西日本豪雨で甚大な被害を受けた愛媛県宇和島市。特定非営利活動法人宇和島NPOセンターの主催により、2020年11月8日に第1回が開催されました。
起点は、ひとつの被災地でした。
2018年、西日本豪雨は愛媛県宇和島市に甚大な被害をもたらしました。その後、特定非営利活動法人宇和島NPOセンターの主催により、2020年11月8日に「きさいや!BOUSAIゼミな~る」として第1回を開催。宇和島東高校と、福島県立福島高等学校との交流から、すべてが始まりました。
「大規模災害」という事象で繋がった多地域の高校生が、次のXデーに向けて作っておかないといけない他地域社会を目指し、地域とは・命とは・つながりとは、について話し合う ── それがミッションです。当初は宇和島市内だけで完結していた対話が、少しずつ他の被災地・未災地の高校とつながり、多地域間の対話と現場知の集積へと育っていきました。今では、福島・岡山・兵庫・青森・愛知・熊本・愛媛 ── 距離も経験も異なる高校生たちが、同じ問いを共有しています。
5校・1団体、それぞれの現場から。
拠点も、抱える課題も違う。だからこそ、持ち寄る知には厚みがあります。(現在、BOUSAIゼミな~るとして活動中の5校・1団体です)
これまでの参加校
現在の5校・1団体に加え、これまで以下の学校もBOUSAIゼミな~るの活動に参加してきました。
活動の様子
画面越しの対話も、現地に集まっての研修も、すべてがこの取組の一部です。
対話は、記録されて初めて、次に手渡せる。
高校生たちの探究と発表は、学術的な場でも積み重ねられています。
日本災害復興学会 研究発表
高校生の実践を、学術的な災害復興研究の文脈に接続。
多地域交流・現地訪問
被災地と未災地、高校生同士が互いの現場を訪ね合う交流活動。
各地イベントでの出展・発表
活動の成果を、地域の外へ ── 一般来場者との対話の場をつくる。
災害レジリエンスの社会的構築
災害レジリエンスの社会的構築
─企業における人的資本形成の手段として─
ファシリテーターとして、愛媛大学・福島大学・元東京理科大学の研究者が参画しています。
支援・連携機関
活動の歩み
2020年の発足から、第6クールを迎える2026年まで。積み重ねてきた一つひとつです。
第1クール
- 11/8 第1回「きさいや!BOUSAIゼミな~る」開催(コスモスホール三間)
- 宇和島東高校 × 福島県立福島高等学校
- 「なりゆきの未来から なりたい未来へ」を掲げる
- 主催:特定非営利活動法人宇和島NPOセンター
第2クール
- 11/8 第2回:灘高校・矢掛高校・南宇和高校が新たに参加
- 12/13 第3回:宇和島南中等教育学校が加わる
- 被災地と未災地をオンラインで繋ぐ形式を確立
- 日本災害復興学会(岩手大会)で研究発表
第3クール
- 3/27 第4回:さすけなぶるとのスペシャルコラボ(リアル×Zoom/YouTubeライブ高校生発表)
- 7/25 「BOUSAIゼミな~る×ぼうさいこくたい」プロジェクト キックオフ
- 10/22 神戸IHDセンタービルにて、ぼうさいこくたいに初出展
- 矢掛高校「災害時の匂いレシピ」が翌日の神戸新聞に掲載
- 日本災害復興学会(京都大会)で研究発表
第4クール
- 9/18 ぼうさいこくたい2023 KANAGAWA(横浜)に出展。テーマは関東大震災100年
- 参加校が9校に拡大(福島・原町・大府・矢掛・灘・神戸常盤女子・宇和島南中等・宇和島東・八幡浜・あすパユース 他)
- 日本災害復興学会(静岡大会)で研究発表
–2025
第5クール
- 公益財団法人ノエビアグリーン財団の協賛採択
- 約60名エントリー(過去最高)
- 10/19 ぼうさいこくたい2024 in 熊本に出展。77名参加・大盛況。熊本第二高校が新たに参加
- 1/10 FUKUSHIMA 上映会を各校で開催
- 阪神・淡路大震災30年。神戸・淡路島で現地研修(神戸研修)を実施
- 宇和島防災シンポジウムで特別報告
- 令和7年度 宇和島市地域づくり団体活動補助金 採択
第6クール
- ぼうさいこくたい(鳥取・倉吉)10/17・18 へ出展
- B-099 ブース展示。5校・1団体が参加
お知らせ
ぼうさいこくたい2026 に出展します
「高校生の私たちにできること」ー被災地・地域・データ・科学、多視点から拓く災害レジリエンス
5校・1団体の高校生が、それぞれの探究をブースで発表・交流します。
話を聞きに来てください。
現場での交流も、活動へのご質問も、いつでも歓迎しています。
(愛媛大学地域協働推進機構内 前田眞)